有限会社常陸牧場有限会社常陸牧場

RECRUIT

従業員の声

繁殖舎担当

Y.F.

2024年入社 茨城県出身

担当業務/種豚管理・離乳母豚種付(AI)・発情確認・妊娠母豚管理・候補豚管理・種雄管理・精液希釈・性状検査
休日の過ごし方/バスケットボール、ジム、映画

ペットをかわいがるような「好き」ではなく命と向き合う、
最後まで面倒を見る「好き」が必要

以前は「肉について掘り下げたい」と種豚メーカーに勤めていたそうですが。

もともとここ常陸牧場が実家で、後を継ぐことも考えて大学では4年間畜産業に関して学んでいました。で、卒業してすぐに家に入るよりも、他を見て回りたかったというのがありまして。うちの「橅豚」は、ランドレース種と大ヨークシャー種をかけ合わせた母豚とデュロック種の父豚から生まれますが、この母豚を生産している種豚メーカーに就職しました。そこでうち以外のレベルの高い生産者さんを見て、同じ血統の豚でも商品にしたときにクオリティに差がつくのはどうしてか知りたいと思ったのです。そこで2年勤めた後、2024年から常陸牧場で仕事を始めて、今は「他とこんなところが違うんだ」と学んでいる最中ですね。

常陸牧場が他の養豚場と違うのは、どんなところですか。

前職では母豚を生産していましたから、食用として出荷する「橅豚」を生産している常陸牧場では餌をあげるタイミングなど気にかける点がかなり違う、という仕事内容のこともありますが、一番大きく違うのは「現場で働く人ファースト」の姿勢だと思います。

これは、仕事の出来高が給与(賞与)に反映されやすいといった待遇面だけではありません。例えば、普通の会社だったら豚舎を新設するといった設備投資に関わることは社長や役員だけで決めてしまうことが多いのですが、うちではまず最初に現場で働く僕ら社員に「新設したいんだが、どうだ?」とアクションが来るんですよね。そうすると僕らは改めてよく考えて「ああしたらいい」「こうしたらいい」とリアクションをする。そしてそのリアクションが設備投資に反映してもらえるのです。まあ組織が小さいからということもあるのですが、社長、トップと僕ら社員の距離が近い、というのが一番の違いでしょう。

繁殖業務を担当していて、思うことは。

以前は、農業や畜産業に対して「細かい」というイメージを持っていなかったんです。でも繁殖業務を通して「かなり繊細なものだな」というイメージを持つようになりました。うちの子はみんなかわいいですね。これは僕にとってはけっこうでかいです。

うちは最先端ではないですが、相当機械化が進んだ農場ですから、従来型の養豚に比べ1頭1頭にかけることのできる手間や時間が増えています。その分、面倒だと思うことでもそのひと手間を大切に管理しています。例えば、何百頭・何千頭いる中の1頭が咳をしていることに気づけるか、「面倒くさいな1頭だけ注射打つの」と思わずにしっかり対処できるか。それをしなければ、病気があっという間に広がるかもしれない。場合によっては会社の存亡につながるかもしれません。面倒くさいことをやる/やらないに豚はちゃんと応えてくれます。そこが面白くもあるけれども、怖い面でもありますね。

ということは「面倒くさがらない人」が理想の人材なのでしょうか。

本質はそこではないですね。僕も面倒くさがりで、でもそれを「豚がかわいい」とか、「やってあげないとかわいそうだな」とか、そういう気持ちで乗りきっているので。ただ「かわいい」「好き」という感情はすごく難しい。単にペットをかわいがるような「好き」ではないのです。実際「動物が好きだから」と来た人は100%辞めていくんですよね。ただかわいがる「好き」ではなく、ちゃんと面倒を見て、体調などの変化に気づける「好き」が必要でしょう。さらに言うと、出荷した豚は必ず殺されて食肉にされます。出荷より前に、例えば病気が広がるのを防ぐために殺さざるを得ないこともあり得ます。適度な距離感を持ち、最後まで面倒を見る「好き」、命と「向き合う」ということが大事です。

就職活動をしている方へメッセージ

畜産というのは、業界的には縮小していく傾向にあると思います。でも逆から言うと、価値のあるもの、具体的にはおいしいものをつくっている生産者、「こだわっているな」という農場は、僕は残っていくと思っています。

たぶん畜産には汚いとか臭いとか様々な偏見があると思うんですけど、一回自分でやってみて、体験してみると持っていた偏見というのが変わっていく機会が必ずあります。外側から見ていても何も変わりません。ですので一回中に入ってみる、チャレンジしてみて欲しいですね。うちの募集で必ず体験入社の機会があるのはそういう意味です。

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